「マインドフルネスとは」マインドフルネス瞑想のやり方1
マインドフルネス瞑想のやり方について、しばらくシリーズ化して書いていこうと思います。
こういうのって、世の中には優れた書籍がたくさんあるので私が書かなくても…と思ってしまったりもするんですけど、まずはネットで簡単な情報を得たい人や、本を読むのは面倒だという人もいるかもしれないので、のんびりペースになるかもしれませんが、少しずつアップしていきます。
私が主催する瞑想会等に来てくれた人には、自宅で行う際のサポートになればとも思います。
というわけで、まずは第1回目、「マインドフルネスとは?」というところからいきますね。
マインドフルネスは、今現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程であり、瞑想およびその他の訓練を通じて発達させることができる。
マインドフルネスの語義として、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」といった説明がなされることもある。
Wikipediaによると、マインドフルネスとは
「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」
であるといいます。
ちょっと長いので、3つに分けて説明していきます。
1)今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け
『今、この瞬間の体験』というのは、身体感覚や思考、感情など、「今この瞬間に起きていること」という意味です。
『意図的に意識を向け』というのはそのままの意味ですが、もう少し説明すると、
たとえば、いま、呼吸に注意を向けてみてください。
(実際にやってみてください)
すると、呼吸が流れていることがわかりますね?
だけど注意を向けるまでは、呼吸のことは特に気にかけていなかったのではないかと思います。
意図的に注意(意識)を向けることで、呼吸を感じることができます。
こんなふうに、マインドフルネス瞑想では多くの場合、呼吸や身体感覚などにポイントを絞って注意を向けていきます。
2)評価をせずに、とらわれのない状態で
『評価をせずに』というのは、「いい」とか「悪い」などの評価を加えずに、という意味です。
先ほどの呼吸の例でいくと、呼吸が浅くても深くても、それに対して「いい呼吸」「悪い呼吸」などと評価をしない、ということです。
『とらわれのない状態』というのは、「深い呼吸をしよう」とか、「思考を消し去って呼吸を感じ続けよう」などといったとらわれのない、という意味です。
(ちょっとここは微妙な表現ですが、呼吸を感じようとする意図はあってもいいんです。でも、執着しないということ)
3)ただ観ること
『観る』とは、「観察する」「客観視する」ということ。
というか、呼吸に注意を向けながら、評価をせずに、とらわれのない状態でいたとしたら、『ただ観る』ということは自然と起きていると思います。
あえて言葉にするとしたら、「ただ呼吸に気づいている」「ただ呼吸を眺めている」ということ。
そうすることでどうしたいのかというと、「今に在る」ということをしたいんです。
過去や未来ではなく、いま、この瞬間に存在する。
マインドフルネス瞑想は、そのためのツールであるといえます。
◇
はじめて読む人にはあまりピンとこない説明もあるかもしれませんが、それでも大丈夫です。
なんとなくそんな感じなんだな、ぐらいに受け止めておいてください。
答えを急がない、わからないことをわからないままにしておく、というのは、瞑想において大切な姿勢でもあります。
*より詳しく知りたい人は、マインドフルネスに関する書籍を読むことをおすすめします。
<おすすめの書籍1>
『マインドフルネスストレス低減法』ジョン・カバットジン著(北大路書房)
マサチューセッツ大学医学大学院教授・同大マインドフルネスセンターの創設所長によるマインドフルネスの手引書。クリパルヨガ教師養成コースの必読本でもあります。
<おすすめの書籍2>
『日本一わかりやすいマインドフルネス瞑想 “今この瞬間”に心と身体をつなぐ』松村憲著(BABジャパン)
クリパルヨガ教師の先輩であり、臨床心理士でもある松村憲氏による、本当〜にわかりやすい一冊。本を読むのが苦手な人にもおすすめです。
◇
さて、次回はマインドフルネス瞑想の基本的なやり方について書いていきます。
■「基本的なやり方」マインドフルネス瞑想のやり方2
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